ティム・ウェイクフィールド(Timothy Stephen Wakefield)メジャー通算200勝。野手でMLB入団。速球の最速は高校生投手なみの123km/hほど。
ロバート・ディッキー(Robert Alan Dickey) メジャー通算120勝。サイヤング1回、最多奪三振1回。
スティーブン・ライト(Steven Richard Wright ) オールスター1回。レッドソックスのローテーションをつとめる。
現代でもナックルボーラー(投球のほとんどがナックルボール)がMLBで通用している。もう引退したがウェイクフィールドに至っては、野手でMLB入りしたものの通用せず、たまたまキャッチボールで遊びで投げていたナックルがコーチの目に止まり、投手に転向、日本の高校生並みのスピードの速球とナックルのみでその後MLB通算200勝をあげている。こういう破天荒なストーリーが日本であまり見られないのは何故なのか?メジャーの選手が打てないということは、日本の高校生は打てないということである。
第一、一流のナックルボールはキャッチャーさえまともに捕れない変化なのだ。もしも従来通りの直球主体の正攻法で全く強豪校に通用する気配がないのであれば、日夜ナックルの精度に磨きをかけそれで勝負する手もある。また、もしエースが打ち込まれて、何らかの都合で野手が投手をつとめなければ
ならない場合など試してみる価値は多いにあるだろう。そのためにも野手も普段のキャッチボールからナックル等を練習しておいて損はないだろう。コントロールをつけるにはもうナックルボーラーの投球フォーム、腕の振りをそのまま真似てみるのがいいと思われる。但し、、、ある程度の完成度のナックルボール、つまり数回転するような中途半端なボールは、ただのバッティングピッチャーにされてしまうだけになってしまうので、妥協は許されない。無回転の正真正銘のナックルボールを完成させる必要がある。実際に投げれる人がいるのだから不可能ではないはずである。
通常打者は投手が投げたボールの到達点をかなり早い段階で予測してバットを振りだす。ところがナックルボールは無回転であるため、打者の手元でもさらに空気抵抗によって激しく変化する。これに加えて、野球のバットはテニスラケットと違い、「広い面」で捉えることはできない。これらがナックルボールの威力を増強している。要は「点」で捉えなければならないバットのその点(芯)を少しでも外してやればいいのである。
Steven Wright (Redsox)
Dickey (打者の目線でボールの到達点を予測してみよう。4:01からの変化に注目)
大リーグボール3号は下手投げだが、これは原理はナックルにヒントを得て作られたボールとみてよかろう。
そしてこれが実際の大リーグボール3号。
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