行くぞ甲子園


(Please wait for a while. It may take a few moments to show gallery on your device)

31 December 2018

星合愛人と古高校歌 2

0

星合愛人著作集6、「心の影」昭和5年 台北文明堂書店 刊行。


これは総ページ数40弱の小さい詩集であるが、後半は前書きにある通りに俳句や漢詩が収められている。星合愛人氏が台湾総督府職員になって内地を離れたのは当ブログ「古川高校の歴史」に書いたのでそちらを参照されたい。
https://furuko-baseball.blogspot.com/p/blog-page_13.html

前書きをそのまま掲載する。それによれば青少年時の大方の習作は破棄してしまって、今はないものの幾つか残存せるものの中から出色のもののみ抜粋して詩集を編むと。萩畔子というのは星合氏の雅号である。別の本では星合萩畔(しゅうはん)と名乗っており、どのような使い分けをしていたのかは知ることもできない。東門というのは台北の中心地の地名。台湾に移住してから
萩畔子と名乗るようになった可能性もある。(おそらくではあるが、孔子、老子、荘子、などを真似てか、その地で尊敬を受けて渡台したのち萩畔子と名乗るようになったのではないか。孔子などの"子"には他からの尊敬の意味が込められている)








奥付において、確かにこれが星合愛人氏の作品であると確認される。出版は台湾文明堂書店である。



その巻頭の詩が、「山上に立ちて」。この詩集は作製年順に詩が並んでおり、年月日も記載

Read More »

29 December 2018

星合愛人と古高校歌 1

6
1989年(平成元年度 古川高校生徒手帳より)

古高校歌は明治43年(1910年)制定とされる。作詞は星合愛人教諭、作曲は田村虎蔵教授。この田村虎蔵教授に関してはずいぶん調べられている。金太郎や花坂爺の歌など、日本の代表的な唱歌の作曲者としてつとに有名だ。

ところが、作詞者の星合愛人とは誰なのか。古高のHPでさえこの作詞者かつ古高教諭についての説明を加えてない。もちろん、筆者が在学時にも、校歌の由来等を教えられたことはなかったと思う。

どのページを見ても、田村虎蔵については同じような調子の説明がある。星合愛人に関しては、国語英語の教諭だったという情報以外の説明を知らぬ。筆者はむしろこの「星合愛人」という作詞者、その名前にも言い知れぬ魅力を感じているのである。いったい、この「星合愛人」という名は本名だろうか。ほしあいなんと読むのだろう?まなとか、あいとか。当時星合先生の授業を受けた生徒、、、さすがにもうご存命ではないだろう。

数回に渡って、この古高校歌と作詞者星合愛人氏についての考察を加える。まずこの校歌の歌詞の意味を自分なりに吟味してみようと思う。ただし意味を取り違えている場合もあるかもしれない。その場合はご指摘いただければ幸いである。

まず校歌の4番までの歌詞だが、

Read More »

23 December 2018

Knuckleball 12/23/18

0

ティム・ウェイクフィールドTimothy Stephen Wakefield)メジャー通算200勝。野手でMLB入団。速球の最速は高校生投手なみの123km/hほど。


ロバート・ディッキーRobert Alan Dickey) メジャー通算120勝。サイヤング1回、最多奪三振1回。

スティーブン・ライトSteven Richard Wright ) オールスター1回。レッドソックスのローテーションをつとめる。



現代でもナックルボーラー(投球のほとんどがナックルボール)がMLBで通用している。もう引退したがウェイクフィールドに至っては、野手でMLB入りしたものの通用せず、たまたまキャッチボールで遊びで投げていたナックルがコーチの目に止まり、投手に転向、日本の高校生並みのスピードの速球とナックルのみでその後MLB通算200勝をあげている。こういう破天荒なストーリーが日本であまり見られないのは何故なのか?メジャーの選手が打てないということは、日本の高校生は打てないということである。

第一、一流のナックルボールはキャッチャーさえまともに捕れない変化なのだ。もしも従来通りの直球主体の正攻法で全く強豪校に通用する気配がないのであれば、日夜ナックルの精度に磨きをかけそれで勝負する手もある。また、もしエースが打ち込まれて、何らかの都合で野手が投手をつとめなければ
Read More »

16 December 2018

ぐるっと東北・母校をたずねる 宮城県古川高/2 

0

*手前味噌になりますが、当ブログが毎日新聞に引用されています。大変光栄なことです(ヤッホー \(^〇^)/ )。「ぐるっと東北・母校をたずねる」は有料記事ですが、ワンデープラン一日100円で24時間読み放題になる便利なコースがあります(今回だけ一応転載を許していただけるでしょう)。次回ぐるっと東北・母校をたずねる 宮城県古川高/3はムネさん(さとう宗幸 先輩)です。

また、伊藤先輩、鈴木先輩については、合わせてこちらもご覧ください。





戦後体験、コメ改良の道に 元県古川農業試験場長・佐々木武彦さん /宮城 毎日新聞2018年12月14日 地方版

佐々木武彦さん=1954年度卒


 宮城県古川農業試験場の元場長、佐々木武彦さん(82)=1954年度卒=は銘柄米「ひとめぼれ」などの生みの親です。米の多くは、宮城県古川高のある大崎市から東北各地に広まったのです。佐々木さんが古高(ふるこう)で学んだ時代は「戦後」が色濃く残っていました。【山田研】
     古高に入ると、まだ軍服で教壇に立つ先生がいました。戦後間もない時代です。名物先生もいっぱいいました。十何年も二十何年もいる先生が多く、漢文の桜田(鴻英=42~57年在勤)先生をはじめ、それぞれの考え方をもって世の中の見方を教えてくれました。中学までは教科書の字面ばかり追うような勉強でしたが、高校ではいろいろなことを考える機会を与えられたと思います。
    Read More »

    14 December 2018

    「21世紀枠」候補高に古高が選出

    0

    *ふるこうまずは東北代表を勝ち取る。これは大変な偉業だ。いよいよ本当に甲子園にあと一歩に迫った。


    現在毎日新聞の「ぐるっと東北・母校をたずねる」という連載記事において12、1月と古高が担当となっています。毎週金曜日掲載です。そちらも是非ご購読ください。


    □■□ 【『母校をたずねる』メールマガジン】 □■□
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「21世紀枠」候補高に古高が選出
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    来春開幕の第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の「21世紀枠」の各地区候補校9校が発表され、東北地区は宮城県の古川が初めて候補高に選ばれた。来年125日の選考委員会で21世紀枠の3校に選ばれれば、3月23日から阪神甲子園球場で行われる大会に出場する。
     21世紀枠は練習環境などの困難克服や地域貢献など、野球の実力以外の要素を選考条件に加えることで、甲子園出場を逃している学校に出場機会を広げることを目的に第73回大会(2001年)から導入された。古川は10月の東北大会で準決勝に進出したことや学業との両立などが評価され、宮城の候補高に選出されていた。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    毎日新聞『母校をたずねる』購読事務局 発行

    ≪記事のご感想や母校の思いでの投稿先≫
    [a:mailto:shuto@mainichi.co.jp]shuto@mainichi.co.jp

    ≪メール配信の変更や停止の連絡先≫
    [a:mailto:bokou@mainichi.co.jp]bokou@mainichi.co.jp

    ≪毎日新聞のご購読申込先≫
    [a:mailto:bokou@mainichi.co.jp]bokou@mainichi.co.jp


    センバツ「21世紀枠」候補9校を発表 釧路湖陵、八尾など(毎日新聞)
    https://mainichi.jp/koshien/articles/20181214/k00/00m/050/099000c



    毎日新聞

    古川が21世紀枠有力「旋風」の予感漂う/記者の目



    第91回選抜高校野球大会(来年3月23日開幕、甲子園)の21世紀枠各地区候補9校が14日、日本高野連から発表され、東北地区推薦校に古川(宮城)が選出された。今秋は県大会準優勝で57年ぶりの東北大会出場を果たし、同大会でも4強進出。文武両道や東日本大震災復興ボランティア活動なども評価され、創立122年目で春夏通じて初甲子園に前進した。同枠3校を含む代表32校を選ぶ選考委員会は、来年1月25日に行われる。

    <記者の目>
    古川の「21世紀枠」3枠への選出は有力とみる。エース千坂を中心とした実力は、一定レベルに達している。秋季県北部地区予選から東北大会まで、ほぼ1人で投げ抜いた。今年も国公立大学現役合格66人を誇る同校の中で、学力も理系クラス120人中、10番台をキープする「IQ鉄腕」。文武両道とボランティア活動などを含め、甲子園未出場も決め手にはなる。
    選考は東日本と西日本で、まず1校ずつを選出し、3校目を東西の次点校から審議する。釧路湖陵(北海道)は古川同様に文武両道に加え、北海道地震の大規模停電などを乗り越えてきた。だが、神宮枠を北海道が得たことで地域性では不利。石岡一(関東・茨城)は最速147キロ右腕・岩本大地(2年)を擁して県4強。近年は常に強豪と接戦を演じ、園芸科や造園科など農業分野での貢献もある。金津(北信越・福井)は今夏甲子園に出場した敦賀気比に勝ち、園児や小学生などへの野球普及活動も評価されている。
    古川にとってのマイナス要素は、過去10年中8年で東北から選出されている偏りか。紫を基調としたユニホーム、体を反らせて全力で歌う校歌、絶対的エースの存在など、今夏の主役となった金足農(秋田)に類似する部分も多い。両校ともOB監督で躍進。選出されれば「旋風」の予感は漂う。【高校野球担当・鎌田直秀】
    21世紀枠東北地区推薦校選出が決まり、笑顔を見せる古川の選手たち(撮影・鎌田直秀)

    Read More »

    06 December 2018

    ベースボールマガジン増刊 昭和30年3月

    0

    ベースボールマガジン昭和30年増刊を入手。「プロ野球14球団全選手写真名鑑」。状態がいい。期待が持てる。


    古高OBの伊藤先輩がいた。伊藤春男先輩は投手だったはずだが、外野手とある。毎日入団後に打者に転向したのだろうか。(4)出身 岩手県とあるのは、「宮城」の間違いと見るのが普通だろう。伊藤先輩は現在の加美町出身であった。私が伊藤先輩のことを調べ始めた時は、Wikipediaに彼の記載はなかった。その後誰かがupしたのだろうが、「大崎市出身」と誤った記述がある。Wikipediaを全面的に信頼してはダメだということだ。


    もう一人の鈴木徹先輩だが、残念ながらこの号では他の新人選手同様写真掲載がなかった。ちなみに、鈴木先輩も現在の加美町出身で、加美町はあの小ささながらこの年2人も古高からプロに送り出したことになる。もちろんその当時はまだ加美町として合併してなかったわけだが。

    伊藤先輩の毎日オリオンズの同期に天才打者の榎本喜八がいる。かつて、沢木耕太郎の「さらば宝石」という短編のエッセイを読んだことがあるが、Eという大打者(最後にそれが榎本と明かされる)が引退後も現役の頃と変わらずに猛烈な鍛錬を続けているという内容だった。それが周囲には奇行として映ると。イチローが今季ほぼ引退しかけてもまだ普通に練習を続けているニュースを見て、このEを思い出し、一流打者に共通した何かがあるのだろうと思った。
    さすが王と同じ荒川門下だけあって、真剣の切れ味のようなスィングの鋭さ。通算2314安打
    Read More »

    30 November 2018

    渾身の”見せ球”ストレート 江夏の21球

    0

    広島カープ初優勝の昭和54年日本シリーズ最終戦、江夏の21球なら面白い。日本一をかけた近鉄との3勝3敗で迎えた第7戦、9回裏広島わずか1点リード、マウンドにリリーフエース江夏。無死満塁。ここで代打佐々木。


    野村克也が短期決戦の日本シリーズ史上最高の見せ場だとしたこの場面、
    カウント2ストライク1ボールと追い込んでからのこの回の16球目、意図的に内角低めボール気味にギアチェンジした渾身のストレート。

    重要なのは渾身ストレートを放ることで、理由は、
    (1)ピッチャーは本気でストレートで三振を狙いに来たと思わせること、
    もう一つは
    (2)万が一少しでもコントロールが甘く入ってもファウルにさせるような威力があるストレートが必要

    なのである。

    しかもよく見ると、このストレートを投げるセット時には、あたかもグラブの中で変化球の握りをしているような細かい演技を入れている。続く17球目、早いリズムでセットに入り打者に考える隙を与えず、同じストレートの軌道から内角ボールに消えてゆくカーブ。佐々木には直前の凄いストレートの残像が焼きついているので、これはバットを振らざる得ない(野村に言わせれば見逃せるとしたら王か長嶋だけ)。打者の目の錯覚を利用しているのである。この打席、江夏がストライクゾーンに投げた
    Read More »

    26 November 2018

    古高激闘の記録(9) 「磐高2年連続甲子園へ (いわき民報 夕刊)昭和46年8月2日」11/25/18

    2

    *1971年東北大会決勝、磐城ー古川の当時の映像はなかなか見つからない。惜しむらくは、私が高1の時のTBCの「それいけ甲子園」だったか、「めざせ」だったか、夏の大会前に県内のチームを紹介する番組があって、その冒頭に当時の映像を流したのを記憶している。私はそれをVHSに録画しておいたが、いかんせん時代は変わり、そのテープも散逸・・・(どなたか当時の映像をお持ちではないでしょうか)。

     これはいわき民報の夕刊の記事。ちなみに田村投手は甲子園では決勝の1点が唯一の失点。古高も七回までパーフェクトに抑えられながら意地の1点を取っていることをお忘れなく。(関係ないけど、磐城には元老がいたのか。元老だけに、チームの力を見る眼は確かなコメントを残している。)  
     

    宮城で東北、古川連破
    夏の大会 通算四回目出場の金字塔

     尻上がりに本調子を出してきた磐高ナインが甲子園連続出場をかけた第五十三回全国高校野球選手権大会決勝戦は一日午後一時から、仙台市
    Read More »

    21 November 2018

    桐蔭学園 大塚喜代美投手 11/21/18

    0

    桐蔭といえば東日本の人は神奈川の桐蔭学園(1964年開校)を思い浮かべることが多いだろうが、いまや関西では大阪桐蔭(1983年開校)を指すどころか、神奈川の桐蔭学園を知らない者も多い。ちなみに、「桐蔭」の校名の元祖は和歌山の県立桐蔭高校である(1879年開校)。この高校は旧制和歌山中学から続く伝統校で、戦前には甲子園連覇を果たしたほどの強豪であった。その高校のHPからして重厚な歴史を感じさせるに十分なものとなっている。https://www.toin-h.wakayama-c.ed.jp/page005.html


    この秋、神奈川・桐蔭学園は見事に古豪復活を果たし、ほぼ来春の選抜を手中にしている。

    ところで磐城高校が決勝に進んだ昭和46年夏の甲子園決勝の相手が初出場の神奈川桐蔭学園であった。投手の大塚喜代美投手は、おそらく甲子園史上もっとも美しいアンダーハンドのフォームの投手の一人だろう。決勝を含む5試合のうち4試合を完封。故漫画家ちばあきおはその作品キャプテンとプレイボール中に下手投げの投手を幾度となく登場させて
    Read More »

    16 November 2018

    「自分の命は自分で守って」子どもたちに震災語り続ける (朝日新聞)11/15/18

    2

    この横断幕は、田村さんが野球部に寄贈したものである。内容は健太選手が帽子のツバに書いていたものだ。



    *もう何年前になるだろうか。海外に住んでいる私は一時帰国した際に田村さんの家を初めて訪ねた。健太君の御墓参りをするためだ。同じ野球部の後輩として、津波で亡くなられたという痛ましい報告を、当時の佐々木監督より受け取った。半年後に見つかった彼の亡骸はあの野球部グラウンドを一周したのち、荼毘に付されたという。田村健太君は平成15年、ベスト8に入った時の捕手で、大事にしていたミットを生き写した彫刻のある真新しいお墓だった。

    Read More »

    13 November 2018

    札幌大谷高校が初優勝 明治神宮野球大会(北海道新聞号外)

    0

    *札幌大谷は創部たったの10年での明治神宮制覇。これで明治神宮優勝枠は北海道へ。おそらくは決勝進出の札幌第一が本命、準決勝で札幌大谷に1点差で敗退した駒大苫小牧が次点か?
    さて、21世紀枠でさらに北海道の高校を選出するか?昨年の滋賀など過去に同一都道府県から3校はあるので、その可能性は無いと言い切るのは間違いであるが。

    なにかすべてにおいて古高にいいように運がまわってきているような気がするが。。。果たして?!




    Read More »

    07 November 2018

    宮城県高野連が21世紀枠に関して、古川高校の推薦を発表! 11/7/18

    18

    21世紀枠推薦における考察


    岩手県は、巷で噂された大船渡高校ではなくて、千厩(せんまや)高校の推薦を決定した。おそらくはメディアも一部高校野球ファンも21世紀枠設立の意義やその選考基準に対して誤解している面があるのだと思う。その誤解が大きくなって収拾がつかなくなる前に、岩手県高野連は毅然とした態度で本来考慮していた候補の千厩高校推薦を発表したのだろう。やはり21世紀枠はメディアが勝手に騒ぎ立てた個人の高校生投手の救済の措置ではないのである。さらには、大船渡高校はこれまで春夏合わせて2回の甲子園出場があるのに対して、千厩高校は出場がないことも影響を与えただろう。
    --------------------------------------------------------------------------------------------------
    21世紀枠選考基準
    前提:秋季都道府県大会ベスト16以上、また参加128校以上の都道府県ではベスト32以上の成績を残していることが条件
    その上で、
    1.他校の模範になる
    2.困難条件の克服
    3.予選で良い成績を残しているがなかなか甲子園に出場できない

    それでも候補校を決定できない場合は「甲子園出場経験がないか、もしくは出場から30年以上遠ざかっている」学校が選ばれることになる(候補校条件緩和により「出場からより遠ざかっている学校」へ)。
    --------------------------------------------------------------------------------------------------
    千厩高校は県ベスト8で前提条件をクリア、さらに特に1、2の基準が県内の他校よりも優れていると判断されたのだろう。さらに甲子園未経験、である。

    秋田県は公立の横手高校ではなくて、初優勝を遂げた私立秋田修英高校を推薦。これも秋田県では修英が優勝、横手が2位、東北大会では修英がベスト8、横手は0勝、また修英は甲子園未経験ということを考慮すると、公立か私立かというバイアスを除けば不思議な選考結果ではない。

    福島。磐城高校!この名前を見ると多くの古高
    OBは血が煮えたぎるような思いがするのである。昭和46年夏東北大会決勝以来、まさか今度は東北地区21世紀枠のイスをかけて両雄相まみえることになるとは。東北大会では現在まで1勝1敗。昭和46年から遡ること10年、昭和36年秋季東北大会一回戦は古川が磐城に勝利している。いつかあのコバルトブルーのユニフォームと甲子園で対戦するのが古川高校のもう一つの夢だ。聖光学院のありえない福島12連覇をストップするのは古豪磐城高校以外にないぞ、あえて、磐城よ、甲子園準優勝の自恃を持て!21世紀枠で選出されてる場合か甲子園準優勝校が、ここは古高に譲れ!と言っておく。

    西日本を見た場合、徳島県は、富岡西高校の推薦を早々と発表。富岡西は中国地区との比較における一般枠での選考もまだ残している。米子東高校は、これはもう一般枠選出間違いないだろう。恐れ入るの一言である。

    東北地区からは最終的に1校に絞られる。この中で、古川高校は今回の東北大会における業績は間違いなく抜きん出ている。今年の全国の地区大会の結果を俯瞰しても、21世紀枠候補のうちでは1、2位を争うもの、であろう。何よりも県大会準々決勝で甲子園常連かつ準優勝経験のある野球の名門・東北高校に勝っているポイントが効いている。その他の面でどう評価されるか。

    1897年(明治30年)、宮城県尋常中学校志田郡立分校として創立以来、県北大崎の雄」たらんとして先輩方が全力で歩んできた尊い道程と、その長い歴史と伝統の継承によって育まれた、地元に愛される「ふるこう」生としての誇りとその地域活動への貢献に対して、古高野球部史上初めての大きな贈り物が西方の風に乗って届くことを願ってやまない。

    東北地区の推薦校発表:12月15日
    21世紀枠3校発表:1月25日

    日刊スポーツ

    古川が宮城21世紀枠 創立122年伝統校を初選出




    Read More »

    02 November 2018

    平成30年度秋季地区高等学校野球大会 途中経過及び選抜出場校予想

    0

    選抜大会の各地区における選抜枠数

    北海道:1
    東北:2
    関東:4(または5)
    東京:1(または2) *関東及び東京で計6
    東海:2
    北信越:2
    近畿:6
    中国:2(または3)
    四国:2(または3) *中国及び四国で計5
    九州:4
    21世紀枠:3
    明治神宮大会優勝枠:1

    しかし最近は東北勢は甲子園で優勝こそないものの結構頑張っているような気がするが、この東北2という枠は変わらないのだろうか。

    ここまでの成績
    北海道:1(1位)札幌大谷

    東北:2(1位)八戸学院光星(2位)盛岡大附属


    関東:4(1)桐蔭学園(2)春日部共栄(3)習志野(3)山梨学院


    東京:1 準決勝前 [東海大菅生 vs 早実、国士舘 vs 東亜学園]


    東海:2(1)東邦(2)津田学園


    北信越:2(1)星稜(2)啓新


    近畿:6 準決勝前 [龍谷大平安、履正社、明石商、智弁和歌山、(大阪桐蔭、市和歌山、福知山成美、報徳学園)]


    中国:2  準決勝前 [米子東vs市呉(2017選抜出場)、創志学園vs広陵]


    四国:2  準決勝前 [富岡西vs松山聖陵、高松商vs高知商]


    九州:4(1)筑陽学園(2)明豊(3)日章学園(4)大分


    21世紀枠: 3, 東日本:1 釧路湖陵(北海道ベスト4)、古川(東北ベスト4)、横手(東北大会出場)、大船渡

         西日本:1 富岡西(四国ベスト4以上)、米子東(中国ベスト4以上)、熊本西(九州ベスト8)
         地域考慮せず:1


    *まあ考えてもしょうがないが、それでもなんというか、考えてしまいたくなる状況なので、ピッチャーの配球を読むように21世紀枠を読んでみようと思う。また、ただのミーハーな結構良い加減な予想も巷に溢れてきているのでそれも気になっていることではある。もう一度断っておきたいが、この21世紀枠選出に一喜一憂するのは現役部員にとって得策ではないのはいうまでもないし、あくまで外野の物好きなおっさんがコッソリ書いている予想の範囲を超えない。

    これまでの選抜出場校の選出経過から言って、上記の赤字の高校はこのまま選出される可能性が高いとみるべきであろう(ただし谷繁のいた島根江ノ川の例などもあるから油断はできない。詳しくはhttps://www.nikkansports.com/baseball/column/kunikarakoko/news/201810210000590.html)。
    古川高校にとっては残念ながら東北枠の選出にはあと一歩届かなかった。OB/OGがそわそわしているのは果たして 21世紀枠での古高の選出があるのか?ということである。
    今のところ、筆者はここまでの今年の秋季地区大会の結果を素直に読み解いていく限り、業績だけならばと断りを入れた上で、確率はかなり高いと見ている(古高野球部OBであることによる身びいきは否定しない(できない)が)

    ところで、この3日(土曜日)に重要な戦いが四国大会と中国大会である。いま恐らく21世紀枠の手強い相手は徳島の富岡西(徳島3位)

    Read More »

    19 October 2018

    優勝は八戸学院光星 

    6
    八戸学院光星が盛岡大附属に勝って優勝。盛大附属初の岩手県勢の明治神宮大会進出を逃す。

    ふむ。八戸学院光星は青森県決勝で9回まで弘前東に2−4で負けていながら逆転サヨナラ勝ち。古高は東北大会で弘前東に終始リードして延長戦の末サヨナラ勝ち。結論→古高強い。

    *時間があったら八戸学院光星のメンバーの出身地などを調べてみるといい。これだけ私立と公立の差が全国で開いている理由を物語っているような豪華な布陣である(盛附も負けず劣らずだが。全国にスカウト陣がいる)。まあでも癪なんで、東北の高校生は越境入学は損になると思わせるくらい公立が強くならなければならない。東北へ行くことが甲子園への近道と思わせてはいけない、そのためにも今回の古高の威風堂々の快進撃は意味があったし、まだ物足りないくらいだ。頑張れ!
    <高校野球秋季東北大会:八戸学院光星5-3盛岡大付>◇18日◇決勝◇秋田・こまちスタジアム
    高校野球秋季東北大会は八戸学院光星(青森1位)が5-3で盛岡大付(岩手1位)を振り切り、5年ぶり5度目の優勝を決めた。
    例年、東北地区のセンバツ出場一般枠は2校に与えられる。決勝は2点差の決着となり、一般枠は順当に八戸学院光星と盛岡大付が確実だ。注目は21世紀枠。4強に公立進学校の古川(宮城2位)が入った。宮城の公立では最上位となる秋の県大会で2位に入り、県の推薦は確実。東北大会で2勝を挙げた実績は、他県の推薦校の追随を許さない。
    過去3年の東北地区からの21世紀枠出場校の実績は、16年の釜石(岩手、東北大会初戦敗退)17年の不来方(同)18年の由利工(秋田、同1勝)。近年の最高成績が東北大会1勝と考えると、古川の実績は出色である。
    対抗馬は、最速157キロ右腕の佐々木朗希(2年)を擁する大船渡(岩手4位)だ。東北大会出場こそ逃したが、東北準Vの盛岡大付には県準決勝で5-7と接戦を繰り広げた。一方、古川は今大会の準決勝で盛岡大付に0-10の6回コールド負けを喫している。実績の古川か、話題性の大船渡か。各県の推薦校発表が11月上旬、東北を含む9地区の推薦校発表は、例年12月中旬に行われる。【野球担当・高橋洋平】




    *千坂投手はじめ古高ナインは21世紀枠を気にしないで夏に必ず甲子園に行くと言っている。その意気や良し!

    (ここからは筆者の独白。古高ナインの意思とは違う)筆者から言わせれば、コールド敗けだろうが接戦敗けだろうが、そんなのは勝負のアヤであって、古高の今回の東北大会という大きい舞台で示した実績と気迫、大船渡の岩手県大会での実績と気迫では雲と泥の差がある。まして大船渡は岩手県3位決定戦でエースを温存して敗退した。21世紀枠での甲子園は我々は要りませんというもんである。それに比べ10点取られようが、甲子園への憧れ強く、ちぎっては投げちぎっては投げの連投、泣きながらマウンドを最後まで一人で死守した千坂投手、さらには多くの選手が猛烈なヘッドスライディングで勝利と甲子園への気迫を見せた古川が断然選出されるべきである。こうしなければ、プロのようにスカウトで選手集めている私学強豪には勝てないんだ、という気迫を古高が全国の公立高校に示したようなものである。今の公立に足りないのは温存することでない。一か八かの気迫だ。高校野球の原点に帰ることだ。
     また、この論争の異様な点は、盛大附属をコントロール(比較対照)に設定していることである。
    Read More »

    17 October 2018

    71'秋季東北大会 準決勝 古川対盛大附属 (完全版)

    9
    71'秋季東北地区高校野球大会 準決勝
    盛大附属 500 401|10 H12E2
    古  川 000 000|0 H3E1
    6回コールド

    しかし選手はここまでよくやった!仙台育英に続き、また宿題が1つ増えた。盛岡大附属は甲子園の常連。これは古高が甲子園に行くような高校になるために通らざるをえなかった道である。古高野球部黎明期のスコアを見てみるといい。これは新しいステージに一歩踏み出した結果である。アジャストしていく時間が必要で、勝負はこれからだ。運を天に任せて、厳しい冬を過ごそう!一冬越せばどこまで伸びるか楽しみである。いま声を大にして言いたい、ありがとう現役選手諸君!




    あど、野球をもっと楽しみなさい。きみらは「公立の星」に格上げだど新聞みでみろ。甲子園さいったら5万の大観衆だぞ。次は「甲子園の星」をめざせばいいべっちゃや!
    Read More »

    16 October 2018

    明日、10時、こまちスタジアム。

    2
    明日、10時、こまちスタジアム、対盛岡大学付属高等学校。

    すごいところまで上り詰めた古高野球部。たったもう一つの階段を上がるとそこに広がる草原は甲子園。創部98年目の悲願達成(甲子園)だ!
    平常心で、何より自信を持て!
    絶対勝つぞ!
    Wikipediaより

    盛岡大学附属高等学校(もりおかだいがくふぞくこうとうがっこう)は、岩手県盛岡市にある私立高等学校
    盛岡大学附属学校である。通称は「盛附(もりふ)」、または「盛大附属(もりだいふぞく)」。

    建学の精神

    本学園はキリスト教主義に基づいて教育を行い、愛と奉仕の精神を体した人格を形成することを建学の精神とする。

    建学の聖句

    • いつも喜んでいなさい。
    • 絶えず祈りなさい。
    • すべてのことに感謝しなさい。
    テサロニケの信徒への手紙一第5章16節〜18節)

    Read More »

    15 October 2018

    71’秋季東北大会 準々決勝 古川対秋田修英(速報中)

    11
    第71回秋季高校野球東北大会 準々決勝
    秋田修英 000 100 000|1
    古  川 001 000 02x|3

    校歌斉唱
    試合終了の瞬間
    古高勝利!!!!!!!!!!!!秋田第一代表、秋田修英を破り、東北大会準決勝(ベスト4以上)に堂々進出!!!
    非常に礼儀正しいと評判の古高野球部員(試合後)

    *当方、特派員1名しかおらず、画像、動画、テキスト速報、本日多忙でややテキストが不正確になる場合があります。ご了承ください。宮城県内の方はラジオで実況が聞けるようです。
    Read More »

    14 October 2018

    71’秋季東北大会 古川対弘前東(速報中)

    6
    *古高、歴史的勝利!!!!!
    *古高、耐えに耐えてバックもよく守り、甲子園へ近づく大きな一歩となりました。なにか県大会よりも一段と強くなった気がします。ナイスゲーム!おめでとう!明日も勝てよ!

    明日のゲームはこまち球場10時、秋田優勝の秋田修英高校と。今日見る限りかなり強い。激戦になる。しかもアウェーでもっともっと応援が必要です、古高OB/OGの皆さん!!

    --------------------------------------------------------------------------------------
    (news)

    花巻東、仙台育英など8強/秋季東北大会詳細(日刊スポーツ)


    チーム10
    弘前東
    古 川

    ※延長10回サヨナラ

    弘前東対古川 サヨナラ勝ちし、全力で校歌を歌う古川の選手たち(撮影・鎌田直秀)
    弘前東対古川 先発した古川のエース千坂(撮影・鎌田直秀)

    日刊スポーツ

    Read More »