
12日から秋田市で行われる第71回秋季東北地区高校野球大会に古川が57年ぶりに出場する。県大会は主戦の千坂優斗投手を中心に手堅い野球で決勝まで進んだ。初の甲子園出場に向けてまずは初戦突破を目指す。
東北大会までの道のりは平たんではなかった。北部地区大会は2回戦で岩ケ崎に1-2で敗れて敗者復活戦へ。「敗戦後のミーティングが転機になった」と高橋寛太主将は振り返る。
「いつもは全体的な反省だけだが、あえて名指しで駄目出しをした。本音で問題点を指摘し合うことでチームが変わった」。復活戦を勝ち抜いて進んだ県大会は千坂投手が5試合で防御率2.23と安定。打線も19犠打と小技が光った。
県内屈指の公立進学校で、学業との両立に力を入れる。県大会は定期テストと日程が重なったが、土日の午前中に全員そろって勉強会を開いて乗り切った。「授業で全部覚えるつもりで集中している」と言う千坂投手は、学年トップクラスの成績だという。
初戦は13日。対戦相手は青森第2代表の弘前東に決まった。チームの目標は甲子園出場。21世紀枠での出場も期待される。茂泉公己監督は「一歩一歩を大切にして勝ち進み、選手の財産となるものを得たい」と意気込む。
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