9・8の河北新報に田村選手のご両親の記事が掲載された。
東日本大震災の発生から11日で2年半となる。津波で命を落とした七十七銀行女川支店(宮城県女川町)の元行員田村健太さん=当時(25)=の父孝行さん(52)と母弘美さん(51)=宮城県大崎市松山千石=は、複雑な思いでその日を迎える。銀行側の安全配慮義務違反だとして提訴し、ちょうど1年。両親は「息子は銀行を誇りにしていた。再発防止のためにも行員の死に誠実に向き合ってほしい」と訴え続ける。
田村さん夫妻は8月24日、健太さんの墓参りに訪れた。昨年12月に建てた墓の脇に、野球のキャッチャーミットをかたどった白御影石の彫刻をしつらえた。
小学生時代から野球に打ち込んだ息子を喜ばせると同時に「かつてのチームメートが集まり、思い出話をしてくれるように」(孝行さん)との願いを込めた。