*2戦連続の延長戦の末古高、塩釜高校に敗れる。塩釜高校が次戦柴田に勝ってベスト8に入った。古高、夏に期待しよう。
河北新報
塩釜、再試合サヨナラ勝ち 春季高校野球宮城県大会
第61回春季東北地区高校野球宮城県大会第2日は22日、仙台市民、蔵王の両球場で1、2回戦計5試合があり、利府、仙台育英などが準々決勝に進んだ。石巻市民球場で予定されていた2回戦3試合は雨のため中止になった。20日の試合で延長十五回引き分けにより再試合となった1回戦塩釜-古川は、塩釜が延長十三回、サヨナラ勝ちした。一迫商は終盤に角田を突き放して5-1で勝った。
第3日は23日、2回戦4試合が仙台市民球場で行われる。準々決勝以降の予定は変わらない。
◎古川、延長で力尽く
▽1回戦(仙台市民)
古 川0030100000000=4
塩 釜0000100210001x=5
(延長十三回)
<宮井、投打に奮闘>
延長十五回で引き分け再試合となった塩釜-古川は延長十三回までもつれ、塩釜の宮井のサヨナラ打で勝負が決まった。守りでも三回途中から救援し1失点と、投打の立役者となり「最高です」と顔をほころばせた。
0-4の五回に左前適時打、1点を追う九回にはスクイズを決め延長戦に持ち込んだ。またも再試合かという雰囲気が漂い始めた十三回の2死二塁。「自分で決めよう」と初球の甘い直球を中前に運んだ。
1戦目と合わせて投球数は274球にも上るが、「次も仲間を信じて打たせて取りたい」と疲れた様子もなく次戦を見据えた。
<古川・嶺岸諒主将(延長十三回の末に惜敗し)>
「リードを守り切れず、攻撃でもあと一本出なかった。これからは、点を取られても突き放せるだけの力をつけたい」