力投する弘前東先発の古川
弘前東が8-3で八戸工を下し、2年連続の決勝進出と3年連続3度目の東北大会出場を決めた。主将の1番須藤滉生中堅手(2年)が2安打1四球4盗塁で4得点、2番木村愁平右翼手(2年)が1安打2四球2盗塁など、計9安打で8得点。左腕古川稜人(2年)右腕佐々木照瑛(2年)のリレーで八戸工を7安打3失点に抑えた。葛西徳一監督(33)は「1、2番の出塁率が高く、ほとんどの得点に絡んだのが大きかった。2人の投手もよく投げた」と称賛。須藤は「ジャンケンで勝って先攻を取った。初回から攻めて点を取ろうと思い、その通りになった」と笑顔を見せた。
エース左腕沢田吉伸(2年)を温存しての快勝。決勝の相手八戸学院光星は昨年の準決勝で初めて破ったが、決勝で青森山田に敗れた。今回こそ、春夏秋を通じて悲願の県大会優勝に再チャレンジだ。会場の弘前市運動公園野球場が、プロ野球も開催できる「はるか夢球場」に生まれ変わってから、地元弘前勢の優勝はまだない。葛西監督は「この素晴らしい球場で弘前のため優勝したい」と意気込んだ。【北村宏平】

2018年9月17日

弘東、八工など4強/秋季青森県高校野球(Web東奥)



【弘前東-八工大一】八工大一打線を4安打1失点に抑えた弘前東の主戦・澤田=はるか夢

秋季青森県高校野球選手権は第3日の17日、はるか夢(弘前市)と県営(青森市)の2球場で準々決勝4試合を行った。弘前東は主戦澤田が投打で活躍を見せるなど8-1で八工大一を破った。八戸工は4番舘が3点本塁打を放ち、五所商とのシーソーゲームにけりをつけた。青森山田は粘り強く打線をつないで加点し11-4で三沢商に勝利。八学光星は先発山田が完封、打線も本塁打2本が出るなど弘前工を圧倒、10-0で快勝した。青森山田-八学光星、八戸工-弘前東の準決勝2試合は22日、はるか夢球場で東北大会の出場権を懸けて行われる。


青森)弘前東が8強に進出 東北高校野球が青森で開幕(朝日新聞)

仲川明里
2018年6月8日03時00分




古川学園―弘前東 一回裏弘前東2死満塁、須藤滉の右翼線への適時三塁打で一塁走者細川も生還し3点を先制。捕手地紙=青森市営

 第65回春季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞青森総局など後援)が7日、青森県で開幕し、青森市営球場と青森県営球場で1、2回戦計4試合があった。8日は両球場で2回戦6試合がある。
 県勢は弘前工が利府(宮城)を破り16強に、弘前東が古川学園(宮城)を破り8強に進出した。春季県大会優勝の八戸学院光星は、8日の青森市営球場第1試合で盛岡中央(岩手)と対戦する。

<春季東北高校野球>古川学園ミス響く 弘前東、打線つながり大勝(河北新報)

 第65回春季東北地区高校野球は7日、青森市の市営球場と県総合運動公園野球場で開幕し、1、2回戦計4試合があった。
 弘前東(青森第2)は古川学園(宮城第2)に8-1の七回コールド勝ちを収めた。

 ▽2回戦(青森市営)
古川学園(宮城)0000010 =1
 弘前東(青森)3030002x=8
        (七回コールドゲーム)

 【評】弘前東は打線がつながり大勝。一回2死満塁、須藤滉の右翼線三塁打で3点を先取。三回は相手守備の乱れに乗じるなどして3点を加えた。古川学園は5失策が響いた。

<古川学園、ミス相次ぎ自滅>
 「立ち上がりが全てだった」。古川学園の米倉監督はそう嘆く。ミスが相次ぎ、大量失点。宮城県大会は試合後半に強さを発揮して決勝まで進んだが、東北大会は粘りを見せる前に自滅してしまった。
 先発安藤は制球に苦しんだ。一回は3四球に1暴投が絡んで3点を失う。三回も味方のミスがあって追加点を奪われた。県大会は5試合で5失策だったチームが、この日だけで5失策では試合をつくれない。遊佐主将は「ミスが続いて浮足立っていた。何か流れを変えるようなことをしなければならなかった」。夏に向けて大きな課題を背負った。