*横浜強し。智辯和歌山の好投手、今大会防御率0点台のエース渡邊を滅多撃ちで秋の神宮大会に続いての全国制覇。特に、2年から主将を務める顔も打撃フォームも大谷翔平そっくりの阿部葉太選手、右に左に強打連発4安打、打球の速度が一人だけ違う印象を受けた。横浜は春夏連覇も夢でなさそうな強さである。阿部選手は「横浜一強」時代を作ると以前のインタビューで豪語していたが、それも頷けるだけの横浜の強さだった。
この阿部選手は、神宮大会では広島商の軟投派の左腕投手に苦戦していた。現代の強豪校は、150キロぐらいの速球投手ならばむしろ軽く打ち返せるぐらいの技量を持っている。その意味でもこの大会、変則左腕の浦和実業石戸投手が、縦に割れるカーブと120キロ台の直球でベスト4に進出したことは注目に値する。
この石戸投手は秋の関東大会準決勝でこの横浜打線を3点に抑えており、2−3で惜しくも敗れたが(https://mainichi.jp/koshien/shuki2024/hl/kt0201)、この選抜でも智弁和歌山に敗れるまで失点0の快投を見せていた。投球フォームは上下にぎこちなく大きく連動させ、球の出どころを見づらくして打者の目線を幻惑、さらにカーブは縦に割れてベース手前でワンバンする軌道で、よくよく頭脳的な投球である。
横浜を止める高校はどこか?
浦和実石戸投手は夏も強豪ひしめく埼玉県大会を制して、甲子園へ戻ってくるか?この点も興味深い。
横浜が19年ぶり4回目のセンバツ優勝 智弁和歌山を破る(毎日新聞)
第97回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の30日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、6年ぶり17回目出場の横浜(神奈川)が智弁和歌山に11―4で勝ち、2006年の第78回大会以来、19年ぶり4回目の優勝を果たした。
27年ぶりに頂点に立った明治神宮大会を含めて昨秋から公式戦20連勝とし、22年の大阪桐蔭以来となる「秋春連覇」を達成した。横浜の「秋春連覇」は、松坂大輔投手を擁した1998年以来2回目。 センバツでの優勝回数4回は、中京大中京(愛知)、大阪桐蔭と並んで歴代2位。春夏通算では6回で、東海大相模(神奈川)と東邦(愛知)を抜いて単独6位となった。
神奈川勢のセンバツ優勝は、21年の東海大相模以来4年ぶりで歴代3位の8回目。関東勢が頂点に立つのは、山梨学院、健大高崎(群馬)に続いて3大会連続となった。
横浜は1回戦で市和歌山に勝利すると、2回戦は沖縄尚学との打撃戦を制した。準々決勝は西日本短大付(福岡)に逆転勝ちし、準決勝では前回王者の健大高崎から12安打を放って快勝し、連覇を阻んだ。
2年ぶり16回目出場の智弁和歌山は、31年ぶり2回目の優勝はならなかった。【円谷美晶】
横浜
1942年創立で野球部は45年創部。73年のセンバツで初出場優勝、80年に夏の甲子園で初優勝。OBに筒香嘉智(DeNA)、近藤健介(ソフトバンク)ら。男子校から2020年度に共学化された。
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