高校野球47都道府県/独自大会開催関連一覧 (日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202005200000820.html
(随時更新)
*続々と地方予選の代替開催を発表する都道府県が増えてきている。我が宮城県も必ず開催してくれるだろう。正式な「全国高校野球選手権大会」は中止されたとはいえ、形式が変われど、代替の大会があると思って、3年生は練習していくべきだ。この波が大きくなれば、自然と、「では各予選のチャンピオン同志で何か全国大会をしましょう」となる可能性が高いだろう。前回述べたとおりに、近県同志から試合をする形式にしていけば、明治神宮大会のように各予選の勝ち抜けはわずか10校になる。これでトーナメントすれば、全国大会の日程は4日で済むのである。正式な全国大会の開催までに至らなかったとしても、優勝校同士で甲子
園近くのどこかで、第一回大会が開催された高校野球発祥の地、大阪豊中市でも面白いかもしれない、練習試合と銘打ってチャンピオンを決めるのでも良いではないか。現代はネット配信で練習試合でも全世界に中継できる時代だ。機運が盛り上がれば必ず全国大会の音頭を取ってくれる組織なりが現出してくるだろう。
園近くのどこかで、第一回大会が開催された高校野球発祥の地、大阪豊中市でも面白いかもしれない、練習試合と銘打ってチャンピオンを決めるのでも良いではないか。現代はネット配信で練習試合でも全世界に中継できる時代だ。機運が盛り上がれば必ず全国大会の音頭を取ってくれる組織なりが現出してくるだろう。
試合前に必ず体温検査等を医療関係者が行えば、野球というスポーツの性質からして試合中の感染確率はかなり低いと思われる。それを徹底して行えば代替大会の開催は可能だと思う。全国一律で足並みをそろえての開催は難しいかもしれないが、やる努力は大人たちは見せるべきである。ただし、出場するかどうかは事前に十分に監督選手学校間で協議したうえで、選手の自主性に任せなけれなならない。強制させることがあってはならない。
正々堂々とした勝負の高校野球、選手の全力疾走、厳しい勝敗と涙、これがこの打ちひしがれた世相、腐敗しきった政治に絶望した人々に与える感動は巨大だと思う。そのような、純真なさわやかな清涼剤的な要素が人々の共感を呼び、高校野球をここまで発展させてきた理由となっているのだ。
すべての野球関係者はプロアマの垣根を越えて、今年の3年生の努力の結集を披露する機会を是非とも確保してもらいたい。このまま選手に絶望させたまま引退させてはならないと強く思う。
中止5分で発表…愛知独自大会への思い/あゝ甲子園(日刊スポーツ)
<あゝ甲子園>
苦渋の決断のわずか5分後だった。日本高野連が戦後初の夏の甲子園中止を正式発表したのは5月20日の午後4時だった。午後6時の記者会見より2時間早い公表だったにもかかわらず、愛知県高野連は午後4時5分に報道各社にファクスを流した。
愛知県独自の代替大会を開催したい-。全国49地区最速でその意思を表明した。「全国大会が中止となりましたが、愛知県高野連では3年生に公式戦の機会をつくりたい」。その文面には力がこもっていた。
愛知県高野連の神田清理事長は「夢、目標を失った3年生に対して、ここでまだやれるから頑張れよとすぐに伝えたかった。スピードが必要だと思い、中止を想定し(ファクスを)準備していた。指針だけでも知らせたかった」と明かした。数日前から夏の甲子園中止報道が相次ぐ中、即行で救いの手を差し出した。
昨年の愛知大会は188チームが参加。今夏無観客で地区大会開催が模索されていた時、神田理事長は「無観客では経費的にもとても開催できない」と運営を心配し、日本高野連にも思いを伝えていた。結果的に日本高野連と朝日新聞社は代替大会に資金援助を行うと発表したが、それが開催決断の決め手ではない。「加盟校の先生たちと協力して、経費を削れるところまで削った。手作りの大会になるはず」。3年生のためにという思いで関係者がひとつになっていた。「なんとか10球場確保できた。最後は球場で終われるメドは立った」。3年生は引退の区切りとなる試合だからこそ、学校のグラウンドではなく球場にこだわった。
3月から休校が続く学校が多く、まだ1年生部員の登録作業も終わっていない。これから代替大会の申込用紙を配り、部員が少ない高校には連合での出場も検討してもらう。今回も180を超えるチームが出場すると予想される。学業の遅れ、夏休みの短縮などから、土、日に試合を組み、8月上旬まで時間をかけて開催する。雨天中止などが続けば途中で打ち切りとなる可能性もあるが、全校に最低1試合はさせたいと考えている。
新型コロナウイルスの感染防止策は難度が高い。観客の入場をどうするかなど、解決すべき課題はまだまだ多くある。「6月5日の運営委員会後には発表できると思います」。3年生を送るできる限りの花道を、あと2週間かけて準備する。【石橋隆雄】
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