行くぞ甲子園


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09 July 2022

第104回選手権宮城大会一回戦 鹿島台商業高校戦 22−7 勝利 7/8/22

古  川 10 1 2 2 7 |22

鹿島台商 1 2 1 1 2 |7 

5回C 勝ち

*夏の大会が始まった。鹿島台商は部員不足の為か、半数近くが大崎中央高校のおそらく1年生が助っ人として参加していた。よって、この勝利はあまり今後の参考にはならないかもしれないが、いずれにしても夏は勝ったことを評価していい。もう少し締まったいい勝ち方もあったかもしれないが、とにかく1点でも多く取って最後に勝てばいいのである。これは反省点をそのままにしても良いと言っているのではない。反省すべき点もたくさんあったが、最後に勝てば次がある。

海外に住んでいる筆者にとっては、バーチャル高校野球のライブ中継は非常にありがたかった。KHB東日本放送に感謝したい。次戦も観戦しよう。https://vk.sportsbull.jp/koshien/miyagi/

試合を観戦して気づいた点は、序盤はバントを多用したが、相手捕手が盗塁を刺す能力に欠けるとみるや、二盗三盗を繰り返し大量得点につなげた。これは非常に良いことで、今後強豪チーム相手にも、アウトになったとして盗塁を試み続けることは、相手を揺さぶることになると思う。ぜひ怯まずに続けてほしいものである。ここアメリカでは、無死一塁での犠牲バントはむしろ相手にアウトをタダで献上してしまうだけで、得点能力を落とすことになる、という理由でかなり以前より否定されている。それに取って代わって採用されているのが二番最強打者戦法だ。

これは、1、2番にとにかくいい打者を置いておく。場面設定は同じで、無死一塁で二番に回ってきたとした時に、日本の野球のようにバントで得点圏に送る代わりに、最強打者の1発長打でそのランナーをまずホームに返してしまおうという考え方だ。これならばタダで1アウトを献上する必要もない。もちろん長打を打った打者も得点圏に残ることになるから、初めから2点3点と取れる可能性が高いのだ。今日の試合のように、得点圏に進めておけば得点につながる確率は確実に高くなる。従来の犠打で進めるのではなく、最強打者の一発長打で一気に得点することを考えるのである。また、打順の早い1、2番に好打者を置いておけば、それだけ下位よりも打つ回数が増えるので、得点しやすくなるという大局観に立っている。これはいずれ日本の高校野球でも採用されていく戦法になるだろうと思う。

エースの調子がよくわからないが、数球投げただけで降板した。故障していたのだろうか。ところが、それを引き継いだ1年生の氏家投手、球速はさほど無いが、マックスシャーザーばりのスリークオーターから、ブレーキの効いたいい変化球を放っていた。コントロールがいいし、まだ線が細いので、これから2年間じっくり体づくりを研究して球速を上げて行けば、好投手になる予感がある。是非とも頑張ってくれたまえ。






























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