*またしても仙台育英が優勝。聖和学園はいい試合をしたが惜しい敗戦。今大会は、初のベスト4を果たした仙台南が無念にもコロナで準決勝棄権、また東北もコロナで十分な戦いができずに敗戦と、再び蔓延する感染症の影響をもろに受ける大会となった。
全国的には、常総学園、中京大中京、作新学院、など甲子園常連校が敗戦するなど、波乱含みだった。今大会を全国的に俯瞰してみると、近い将来、再び公立・私立の力の均衡が保たれるような時代が来るのではないかという希望を持っている。個々の選手の体幹の力が強化され、従来通りの古い野球一辺倒の思考では突破できない時代になってきている。以前の池田高校のように、公立でも強打を売りにして私立を圧倒する高校が出てきて欲しいものである。
【高校野球】仙台育英が3年ぶり29度目の甲子園出場 エース左腕・古川翼の好リリーフで聖和学園を下す (スポニチ)
◇第104回全国高校野球選手権宮城大会・決勝 仙台育英-聖和学園(2022年7月27日 石巻市民)
【写真】4回、勝ち越しの適時内野安打を放つ仙台育英・遠藤
仙台育英が3―1で聖和学園を下し、3年ぶり29度目の甲子園出場を決めた。8月6日に開幕する「第104回全国高校野球選手権大会(17日間、甲子園)」に出場する。聖和学園は春夏通じて初の甲子園大会出場はならなかった。
仙台育英は2回にスクイズで先制すると、2―1で迎えた7回にも再びスクイズで追加点を奪った。
5回から2番手で救援したエース左腕・古川翼投手(3年)は無失点で試合終了まで投げきった。打者の内角を突く130キロ台後半の直球と鋭く落ちるスライダーを軸に10三振を奪った。
佐藤悠斗主将は「報われた瞬間でした。聖和学園さんの分まで甲子園で頑張りたい。(1つ上の代は)あんなに強いチームでも負けてしまう。(新チームでは)厳しい言葉をかけあって優勝できた。この大会で戦わずに辞退して不完全燃焼で終わる高校さんもあった。甲子園では感謝の気持ちを忘れずに戦いたい」と聖地への意気込みを語った。
聖和学園は先発右腕・阿部航大(3年)が粘りの投球で3失点完投するも、打線の援護に恵まれなかった。
1989年、2015年と2度の準優勝を誇る仙台育英だが、頂点に立った経験はまだない。悲願の初優勝へ、スタートラインに立った。
◇仙台育英 甲子園への足跡◇
1回戦 6-4 柴田
2回戦 7-0 仙台商
3回戦 12-0 仙台高専名取
準々決 4-0 日本ウェルネス宮城
準決 不戦勝 仙台南
決勝 3-1 聖和学園
No comments:
Post a Comment