
21世紀枠推薦における考察
岩手県は、巷で噂された大船渡高校ではなくて、千厩(せんまや)高校の推薦を決定した。おそらくはメディアも一部高校野球ファンも21世紀枠設立の意義やその選考基準に対して誤解している面があるのだと思う。その誤解が大きくなって収拾がつかなくなる前に、岩手県高野連は毅然とした態度で本来考慮していた候補の千厩高校推薦を発表したのだろう。やはり21世紀枠はメディアが勝手に騒ぎ立てた個人の高校生投手の救済の措置ではないのである。さらには、大船渡高校はこれまで春夏合わせて2回の甲子園出場があるのに対して、千厩高校は出場がないことも影響を与えただろう。
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21世紀枠選考基準
前提:秋季都道府県大会ベスト16以上、また参加128校以上の都道府県ではベスト32以上の成績を残していることが条件
その上で、
1.他校の模範になる
2.困難条件の克服
3.予選で良い成績を残しているがなかなか甲子園に出場できない
それでも候補校を決定できない場合は「甲子園出場経験がないか、もしくは出場から30年以上遠ざかっている」学校が選ばれることになる(候補校条件緩和により「出場からより遠ざかっている学校」へ)。
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千厩高校は県ベスト8で前提条件をクリア、さらに特に1、2の基準が県内の他校よりも優れていると判断されたのだろう。さらに甲子園未経験、である。
秋田県は公立の横手高校ではなくて、初優勝を遂げた私立秋田修英高校を推薦。これも秋田県では修英が優勝、横手が2位、東北大会では修英がベスト8、横手は0勝、また修英は甲子園未経験ということを考慮すると、公立か私立かというバイアスを除けば不思議な選考結果ではない。
福島。磐城高校!この名前を見ると多くの古高
OBは血が煮えたぎるような思いがするのである。昭和46年夏東北大会決勝以来、まさか今度は東北地区21世紀枠のイスをかけて両雄相まみえることになるとは。東北大会では現在まで1勝1敗。昭和46年から遡ること10年、昭和36年秋季東北大会一回戦は古川が磐城に勝利している。いつかあのコバルトブルーのユニフォームと甲子園で対戦するのが古川高校のもう一つの夢だ。聖光学院のありえない福島12連覇をストップするのは古豪磐城高校以外にないぞ、あえて、磐城よ、甲子園準優勝の自恃を持て!21世紀枠で選出されてる場合か甲子園準優勝校が、ここは古高に譲れ!と言っておく。
西日本を見た場合、徳島県は、富岡西高校の推薦を早々と発表。富岡西は中国地区との比較における一般枠での選考もまだ残している。米子東高校は、これはもう一般枠選出間違いないだろう。恐れ入るの一言である。
東北地区からは最終的に1校に絞られる。この中で、古川高校は今回の東北大会における業績は間違いなく抜きん出ている。今年の全国の地区大会の結果を俯瞰しても、21世紀枠候補のうちでは1、2位を争うもの、であろう。何よりも県大会準々決勝で甲子園常連かつ準優勝経験のある野球の名門・東北高校に勝っているポイントが効いている。その他の面でどう評価されるか。
1897年(明治30年)、宮城県尋常中学校志田郡立分校として創立以来、県北「大崎の雄」たらんとして先輩方が全力で歩んできた尊い道程と、その長い歴史と伝統の継承によって育まれた、地元に愛される「ふるこう」生としての誇りとその地域活動への貢献に対して、古高野球部史上初めての大きな贈り物が西方の風に乗って届くことを願ってやまない。
東北地区の推薦校発表:12月15日
21世紀枠3校発表:1月25日
宮城県高野連は7日、選抜高校野球大会の21世紀枠推薦校に...
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