<君と甲子園へ>球児を支える(下)燃える応援団 父母の声選手を鼓舞 (河北新報)
https://www.kahoku.co.jp/sports/kokoyakyu/20190517_01.html
◎古川高・親の会
スタンドからの応援歌は、選手の大きな力になる。昨年の秋季東北地区高校野球大会で4強入りと躍進した古川高は当時部員が24人。ベンチ入りは20人で、試合の時は4人がボールボーイなど運営に回る。ベンチ外になる選手がいないので、応援は父母が全て担っていた。
<歌詞ボード40枚>
「♪さあ行こうぜ どこまでも 走りだせ、走りだせ 輝け俺たちの誇り 古高、古高」
毎試合、40人ほどがおそろいのTシャツに身を包んで声を上げる。スタンドの全員が歌えるように、手作りの歌詞ボードを掲げるのは3年の1番打者大石雄大外野手の母、静さん(51)だ。
きっかけは昨秋の県大会地区予選だった。チームは2回戦で敗れて敗者復活戦へ。「ここで終わってはいられない」(静さん)。応援を盛り上げようと、パソコンに向かった。ベンチ入りする20人分の個人曲、チャンステーマなどボードの数は約40枚に上る。
動画投稿サイト「ユーチューブ」には、手本になる他校の応援風景がたくさんある。自宅でサイトを見ながら歌うようになった。「音程違ってるんですけどね」。雄大はくすくす笑うが、「打席で聞こえると励まされます」。心の中で感謝している。
父母だけだった応援団に援軍が加わった。
<ベンチ外選手も>
新年度になって野球部に1年生8人が入部。ベンチ外になる選手が出て、スタンドから声援を