https://www.osakitimes.com/2024/05/02/2024-5-3/
東日本大震災の津波で長男健太さん(当時25歳)を亡くした大崎市松山の田村孝行さん(63)、弘美さん(61)夫妻は4月30日、健太さんの母校古川高に自作絵本「ふしぎな光のしずく~けんたとの約束~」3冊と、野球部応援旗を寄贈した。健太さんは震災当時、七十七銀行女川支店に勤務。大津波警報が発令される中、支店長の指示で2階建ての屋上に避難したが、行員12人が犠牲になった。健太さんは半年後に見つかったものの、現在も8人が行方不明になっている。絵本は、次の世代に震災を伝えるとともに、健太さんが生きた証しを残したいと、女川で出会った東京のミュージシャンらと約5年かけて制作。寄贈式には牛来拓二校長はじめ、野球部の茂泉公己監督、千坂民美学校司書、2、3年生の野球部員とマネジャー17人らが出席した。
*以下の写真は、田村孝行様から実際に提供されたものである。田村さんは元古高応援団ということもあって、母校、そして亡くなった息子の健太選手が愛した野球部の応援にも大変熱心である。「不撓不屈」、古高野球部にぴったりの言葉だ。今年の野球部の快進撃に期待しよう。
不撓不屈、強い相手をねじ伏せろ、頼むぜ古高!
津波で長男を亡くした夫婦 命の大切さを描いた絵本を宮城・加美町に寄贈 KHB東日本放送ニュース
東日本大震災の津波で長男を亡くした宮城県大崎市の夫婦が、命の大切さを描いた絵本を制作し加美町に寄贈しました。
絵本を寄贈したのは、震災当時七十七銀行女川支店で働いていた長男の健太さんを津波で亡くした田村孝行さんと弘美さんです。
2人は加美町役場を訪れ、石山敬貴町長に絵本を手渡しました。
「ふしぎな光のしずく〜けんたとの約束〜」と題した絵本では、健太さんの誕生から震災の日、悲しみから前を向こうとする2人の姿を描き命を守ることの大切さを伝えています。
田村孝行さん「命をどのように守っていくか、そしてどのようにに生きて行くかということを考えて欲しいなと」
田村弘美さん「息子の命を通して命の大切さ、命を守ることの大切さを感じてもらえれば」
田村さん夫婦は絵本を1000部制作し、書店での販売のほか小中学校や図書館などに寄贈しています。
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