行くぞ甲子園


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12 June 2019

古高激闘の記録(15) 育英、三年ぶりV 昭和57年春季高校野球宮城大会 6/11/19

*春季高校野球では、宮城第三代表の東北学院が東北大会のベスト8まで勝ち進んだ。これも大変なことだが、秋東北のベスト4まで勝ち進んだ我が古高がどれだけ凄かったかもう一度選手には思い出し、夏の自信にしてもらいたい。秋は東北学院に勝利して準々決勝に進出してから勢いがついた。

さて、昭和57年度の春季大会は、古高は決勝まで勝ち進み、仙台育英と対戦した。金沢監督時代の仙台育英である。その河北新報の記事




昭和57年 5月31日 河北新報
育英、三年ぶりV
春季高校野球大会 古川を猛攻、毎回安打

第二十九回東北地区春季高校野球県大会最終日の三十日、仙台市の宮城球場で決勝が行われ、育英が古川を下して三年ぶり七度目の優勝を飾った。
 育英はこの試合、古川・渡辺に毎回の16安打を浴びせ、大量8点を奪う一方、守っても甲谷が古川打線を4安打に抑えて快勝した。両チームは来月四日から青森市で開かれる本大会に県代表として出場する。

▽決勝
古川打線、甲谷に沈黙
育英000 121 022|8
古川000 000 000|0
▽三塁打 佐藤、村上、赤間▽二塁打 村上、甲谷、島村
▽試合時間 2時間27分

評 地力に勝る育英が投打にわたって古川を圧倒した。
 0-0で迎えた四回、育英は安打の内田が敵失で二進した後、甲谷が二塁打を放って先制。五回には死球の佐々木を村上が右中間を破る三塁打でかえし、菅原も適時打して2点を加えた。
 育英の猛攻はとどまるところを知らず、六回には赤間の三塁打と甲谷の安打で1点、八回には甲谷、島村、佐々木の3連打で2点と着々加点。終わってみれば毎回の16安打と見事な攻撃ぶりだった。
 古川は1点を先行された四回、佐藤が右翼線に三塁打を放ったが、一死後、堀越の時にスクイズに失敗。そのほかは育英・甲谷の速球を打ちあぐみ、チャンスらしいチャンスも作れなかった。また、エース渡辺は五連投の疲れから速球の伸びが今一つで、育英の各打者に狙い打ちされたものの、少しも悪びれないピッチングにスタンドからは大きな拍手が送られていた。

育英「弾みついた」
〇・・・新チーム結成以来初めての優勝旗を手にした育英の金沢監督は「きょうはよく打ったね。いい勝ち方をしてチームに弾みがついた。このムードで本大会でもいい成績を残したい」と東北大会制覇に意欲をみせた。
 一方、優勝は逸したものの東北大会への切符を手にした古川・沼倉監督は「五試合を一人で投げ抜いた渡辺をはじめ、生徒たちがよくやってくれた。苦しい試合が続いただけに、得点が少なくとも守り抜いていけば勝てるという自信がついたと思います」と選手の健闘をたたえた。

古川、百人のOB応援
〇・・・”古豪”古川ー初の春季県大会決勝進出で同校応援団、OBは燃えた。八十五年の伝統を誇る同校の応援団は、純白のはかま姿。高校総体も間近とあって一般生徒の応援はなかったが、そこは伝統校、百人ほどのOBが応援に駆けつけ、応援団の強い味方となった。
 試合は完敗だったが、古川ナインの一投一打にOBたちはヤンヤの声援。走者が塁に出るたびに「バンザイ!バンザイ!」の大合唱で試合を盛り上げ、「これで夏の大会はいけるゾ」と早くも気は甲子園に向かっていた。

*また、個人的にはこの記事にあるように、この夏、伝統のOBによる「バンザイ応援」の復活、親の会とのコラボを期待したい。超満員の応援スタンドで、みんなで盛り上げて是非古高を初の甲子園に送りましょう!

古中古高百年史より (昭和58年は57年の間違い)





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