*仙台育英県42連勝。。。それでも全国で勝てないのは、県優勝を脅かす全国レベルのライバル校が近隣にいないからではないか。言わずもがなだが、大阪、近畿は全国優勝を狙えるライバル校が近隣にひしめき合っており、そのことが全体のレベル底上げにつながっているには間違いないであろう。
その中でウエルネス宮城(筆者は海外に居るため耳慣れない高校名だったが、なんと創部2年目)、東北学院と、仙台育英といい試合をした。ただ、県内ではリードされても終盤引っ繰り返す仙台育英の伝統は生きており、技術面、精神面でも仙台育英を凌駕するチーム力が必要となる。準優勝仙台一高、佐藤昴投手「仙台育英一強を終わらせるのは一高」、かつての千坂投手を彷彿とさせる意気込みで夏に期待が持てる。
仙台育英「本物の強さ」で圧勝V2&宮城県内42連勝 夏は悲願叶える挑戦(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202105250000773.html
<高校野球春季宮城大会:仙台育英12-0仙台一>◇25日◇決勝◇仙台市民球場
夏の日本一実現のため、本物の強さを身につけた。今春センバツ8強の仙台育英が12-0で仙台一に圧勝。「1番二塁」で先発出場した渡辺旭内野手(3年)がランニング本塁打を含む3安打2打点の大活躍。打線は14安打12得点の猛攻で県内公式戦42連勝で春V2を飾った。投げては4人の投手リレーで完封勝ち。夏の宮城大会5連覇、東北勢悲願の大旗白河越えへ弾みをつけた。春決勝で14安打12得点の圧勝Vを飾った。打線に勢いを与えたのは渡辺だった。4回の第2打席。「後ろに良いバッターがいるので、自分が突破口を開こうと思っていた」。チーム初安打となる二塁打でチャンスメーク。浅野洸司内野手(3年)の中前打で三塁に進み、3番八巻真也外野手(3年)の右犠飛で先制のホームを踏んだ。 2-0で迎えた6回。内角直球をコンパクトに振り抜くと打球はぐんぐん伸び、中堅フェンスを直撃。打球が転々とする間に快足を飛ばし3つのベースを蹴った。「三塁打かなと思っていたけど(三塁コーチが)手を回していたので思い切って走った。積極的に振りにいった結果が良かった」と、ランニング本塁打。7回には適時二塁打を放ち、決勝の舞台で猛打賞と打線を引っ張った。 悔しさを糧に、一回り成長した。3月30日のセンバツ準々決勝。天理(奈良)に3-10の完敗を喫した。渡辺は遊撃で先発出場したが、2回に3失策。チームは一挙4点を勝ち越された。渡辺は、責任感を口にする。「力を発揮することができなかった。自分のミスで負けてしまったので、一番やらないといけない立場」。須江航監督(38)は「彼(渡辺)のせいで負けたとは誰も思っていないけど、彼自身、責任を感じている部分が多く、ひたむきに練習してくれている」と目を細めた。 センバツ後は「本物の強さ」を追求した。須江監督は「仙台育英は思い通りの展開にいかなかった時は弱い。想定した試合プランから外れた時に、はね返す本当の強さがない」と話していた。その強さを体現させた。23日準決勝、東北学院戦。1-4で迎えた8回に1点差に迫り、最終回に同点、最後は渡辺のサヨナラ打で試合を制した。渡辺は「思い通りにいかない時の展開力が1つのテーマだった。今大会は夏に向けて、良いスタートが切れた」。 スケールアップした育英ナインの夏への挑戦は、東北勢悲願の「日本一」で大団円を迎える。【佐藤究】 〇…仙台一背番号1のサイド右腕、佐藤昴(3年)が6回途中、10安打8失点で力尽きた。3回までは緩急を生かして完全投球。だが、打線が2巡目に入った4回につかまった。「全国(センバツ)ベスト8の力の差を感じた。目標の優勝には届かなかったけど、今後につながる結果だった」と胸を張った。最後の夏に向けては、「仙台育英の一強時代を終わらせるのは『一高なんだぞ』という気持ちを持って、リベンジしたい」と雪辱を誓った。
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